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好きなこと好きな様に

人間は支配されていた方が楽だから限界まで頑張ってしまう

働き方 雑記 雑記-自由に書く

※少し長いので、時間を取られるのが嫌な方はお下がり下さい。

昔小学生だった時にタクティクスオウガというSRPGを遊んだことがあるのですが、

そのゲームの中でこんな場面が特に印象に残っています。

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(画像引用:タクティクスオウガ)

これが発売された当時は凄く熱中してやりこみました。

この作品は何度もリメイクされていますので、もし知らない人がいてSRPGが好きでしたら遊んでみて下さい。

そこら辺の勧善懲悪なゲームよりよほど面白いですよ。

人により趣味嗜好は違うのであくまで個人的にですが。

まあ小学生が遊ぶゲームではないですけど、最近の過労死問題のニュースを見たりして、画像の場面をふと思いだしたんですよね。

この場面の会話も特に印象的だったので、長いですが引用させてもらいました。

タルタロス「ふむ・・・生きているのが不思議な程だな・・・

城外の声 『また暴動が発・・・・・・中隊は・・・通りへ急げ・・・

タルタロス「聞こえるか? ゼノビアの聖騎士よ

ハミルトン「・・・貴公らが敗れるのも時間の問題だな

タルタロス「我がローディスにとってヴァレリアの覇権など些細な問題に過ぎん。それを知らぬ訳ではあるまい?

ハミルトン「・・・・・・

城外の声 『だめだ、ロスローリ・・・援護を要請するんだ・・・我々だけでは・・・動を抑え・・・きない・・・

ハミルトン「・・・日増しに高まる民衆の不満を抑え切れない様だな・・・?

タルタロス「所詮、バクラム人は我々と違い劣等民族だからな。彼らには少々荷が重過ぎたという事だ

ハミルトン「力で人を縛り付ける、そうしたローディスのやり方に問題がある・・・そうは思わないのか?

タルタロス「縛り付けた覚えなどないな。彼らは力で支配されることを望んだのだ

ハミルトン「望んだだと?

タルタロス「そうだ・・・世の中を見渡してみろ。どれだけの人間が自分だけの判断で物事を成し遂げるというのだ?

自らの手を汚し、リスクを背負い、そして自分の足だけで歩いていく・・・

そんなヤツがどれだけこの世の中にいるというのだ?

ハミルトン「・・・・・・

タルタロス「貴公らの革命を思い出してみよ。貴公らが血を流し、命を賭けて守った民はどうだ?

自分の身を安全な場所に置きながら勝手な事ばかり言っていたのではないのか?

ハミルトン「彼らは自分の生活を維持するだけで精一杯だったのだ・・・

タルタロス「いや、違う。被害者でいる方が楽なのだ。弱者だからこそ不平を言うのではない

不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置くのだ。彼らは望んで『弱者』になるのだよ

ハミルトン「馬鹿な・・・人には自分の人生を決定する権利がある。自由があるのだ!

タルタロス「わからぬか! 本当の自由とは誰かに与えてもらうものではない。自分で勝ち取るものだ

しかし、民は自分以外の誰かにそれを求める。自分では何もしないくせに権利だけは主張する

救世主の登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその救世主になろうとはしない。

それが民だッ!

ハミルトン「人はそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ

タルタロス「・・・聖騎士よ、貴公は純粋過ぎる。民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい

ハミルトン「何を与えるというのだ?

タルタロス「支配されるという特権をだッ!

ハミルトン「馬鹿な事を!

タルタロス「人は生まれながらにして深い業を背負った生き物だ

幸せという快楽のために他人を平気で犠牲にする・・・

より楽な生活を望み、そのためなら人を殺すことだって厭わない

しかし、そうした者でも罪悪感を感じる事はできる

彼らは思う・・・これは自分のせいじゃない。世の中のせいだ、と

ならば、我々が乱れた世を正そうではないか。秩序ある世界にしてやろう

快楽を貪る事しかできぬ愚民には相応しい役目を与えてやろう。

全ては我々が管理するのだ!

ハミルトン「意にそぐわぬ者を虐げる事が管理なのか!

タルタロス「虐げているのではない。

我々は病に冒されたこの世界からその病因を取り除こうとしているに過ぎん

他組織に影響を及ぼす前に悪質な癌細胞は排除されねばならんのだ!

ハミルトン「身体に自浄作用が備わっているように心にもそれを正そうという働きはある!

タルタロス「それを待つというのか!? 

フフフ・・・貴公は人という動物を信用し過ぎている

民はより力のある方へ、より安全な方へ身を寄せるものだ

そのためなら愛する者を裏切ることもできる・・・

文章引用:タクティクスオウガ

昔はこの言葉を読んだ時は意味は分かりませんでしたが、今思い出すと日本社会に当てはまるんじゃないかと考えてしまいました。

文中のタルタロスを人を雇う企業やマスコミ、政府に例えてハミルトンを雇用される側、無力な側に置き換えてくると言い方は悪いですが、面白い側面が見えてきます。

どっちも言い分も正しいのですが、どこまで行っても答えが出ないところがなんとも。

人間は支配されていた方が楽 

人間は支配されていた方が楽なんですよね。

私も未だにそうなんですが、支配されていた方が自分で考えなくて済むんですよ。

特に巨大な企業に勤めていたりすると、その考えは顕著になるんじゃないでしょうか。 

内心でかなりの仕事を振られて、休日も残業代が付かないのに暗黙の了解で出勤を強要され、サビ残も余裕でこなし、多くの人が不満を抱いている筈なのにそれでもなぜ日本であまりストライキが起こらないのか?

それは労働組合の力が全体的に弱いと感じますし、それに労働組合自体ない企業もごまんとあります。

しかし一番肝心なところは、支配されていれば楽だから。

支配されていれば極論死ぬ可能性は少なくなるし、会社に従っていればいい。

巨大な組織に身を任せて自分で意思決定をしなければ、何より考えなくてもいい。

利益さえ出せるスキルがあれば会社に生活も地位も約束される。

会社に拘束されかなりの労働を強要され、パワハラモラハラセクハラに遭い、

精神的にも肉体的にもつらいのに、命の保証がされているから限界まで、

頑張ってしまう。

限界が来ているのにも気付かずに。

なぜそんな思考になってしまうのかと考えると、会社を辞めてもし仕事が見つからなかったらという不安を抱かせる様に、社会がそう構築されているんですよね。

駅とか行ってホームレスの人とか見ると、現状の方がまだマシだ。

派遣社員になり、首をサクッと切られるくらいなら辛くても正規雇用の方がマシだ。

そんなニュースも放送されていたりもします。

一度見てしまうと「こうはなりたくない」と誰しも思うのではないでしょうか。

だからどんなに不満があっても生活の保障をされているから逆らえない。

会社に雇用される以外の生き方があるとしても、即効性がなく現実的じゃあない。

なので逆らうという気持ちを持つことすら忘れてしまう。

支配された方が楽な人は就職が目的になってしまっている

私もそうなんですが、我慢して限界まで働いてしまう人って、

就職することが目的になっていると感じるんですよ。

就職してから何をするか、何をしたいか? のビジョンがない。

だから会社の命じるがままに従ってしまう。

自分のこうしていきたいなんて個がないというのでしょうか。

もちろんそこから自分のこうしていきたいと目的を見いだせる人は

素晴らしいと思いますよ。

それに自分で目的があって仕事を辞めた人もです。

不満があって辞めるのもいい。

ただ、だらだら勤務し続けてしまうのが良くないのではないかと思います。

人間はもともと変化を嫌う生き物なので、現状維持を好むんですよね。

それに動けば失敗する可能性もある。

だったら多少不満があっても下手に転職するより、フリーになるより、

我慢して我慢して勤めているほうが断然いい。

そう思ってしまうのは仕方がないことなんじゃないかと思います。

その方が楽だしリスクがないから。

そもそも多くの人間がろくに何がやりたいかとか、考えを固定する暇を与えられずに世の中に出てしまう訳ですし。

しかし俺(私)はそうじゃない、自分で選んでいきるんだという信念を持ち、

自分で責任と覚悟を持ちフリーになり働いている人は尊敬しますよ。

たとえどんな形であれ。

自分で全て引き受ける訳ですからね。

あぁ誤解がない様に書いときますけど、別に会社勤めの人を批判している訳じゃないんですよ。

たとえ目的が無くても、しっかり働いて税金を納めているんですから。

ちゃんと行く場所があって、愚痴を言い合う環境があって、家族がいて。

それでもいいと思います。

しかしもし目的もなく勤めていることに、限界を感じるのでしたら、

精神を壊す前に退職をされた方がいいですね。

そうそう愚痴を吐くことを恒常的に行っていると、その時はいいかもしれないけど、

徐々に精神が歪んでしまいますよ。

あくまで経験上ですけど。

最後に

纏まっていないですが、思ったことを書いてみました。

まあ所詮変えようのない戯言なんで気にしないで下さい。