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口先だけで運命を切り開く『騙王』が面白い!【ライトノベル感想】

サブカル サブカル-ライトノベルレビュー

騙王 (メディアワークス文庫)

ローデン国第二王子であるフィッツラルドは、兄やその母から自らの命を守るため、王となることを決意した。

妾腹であるため父王にも嫌われている彼に、心を許せる味方はいない。頼れるのは、自分の頭脳、そして弁舌のみ。

ならば、すべてを騙り尽くそう。

十六歳の少年は、自らの運命を切り拓くため動き始める──。

以上が「騙王」のあらすじです。

この書籍の魅力について知りたい方は、お付き合い下さい。

騙王の面白いところ

主人公であるフィッツラルドには特殊な力はない

兄であるローデン国の第一王子のレミルドは、美男子で父王が王位を継がせようと思っている存在。対してフィッツラルドは金髪は美しいが大変な地味顔で、しかも妾腹の子である為王位は望めない、何もない状況です。

そんな不利なフィッツラルドが唯一頼れるのが自分の頭脳と弁舌のみ。

常に命を狙われている窮地

ローデン国の第二王子であるフィッツラルドは妾腹の子である為に、常に兄や父王から暗殺者を放たれていて命の危険に晒されています。

そんなフィッツラルドが自分の命を守る為に、自分の頭脳と弁舌を駆使して王位を奪取しようとする。主人公がどうやって生き延びるか? その過程にカタルシスを感じるでしょう。

命を狙う刺客に襲われているのに、もう襲われなれてしまったのか、フィッツラルドが飄々と仲間と会話しながら、刺客に対処する場面がフィッツラルドの性格を表している様で印象的だと思う場面の一つでした。

クセモノばかりのサブキャラクター達

フィッツラルドの周りにいるのはクセモノばかりです。1章から登場する高利貸しセドリック、兄の婚約者としてローデンの来る敵国の王女リズ、敵国を裏切って手下となったガゼル。

一筋縄ではいかない彼らをいかに騙り、その難局を切り抜けるのかも注目して読む点です。

最後に

美貌も人脈もない、ないない尽くしの主人公が自分の命を守る為に、全てを騙し騙り尽す「騙王」を紹介しました。 

第17回電撃小説大賞4次選考作とあるようにライトノベルを意識して書かれていて、とても読みやすく、各キャラが際立っているのも魅力の一つです。

文章の中に通常は挿絵などあるのですが、一切なく文章のみの構成だが飽きさせず、はらはらする状況の中、主人公のフィッツラルドが口先だけで乗り越えて、打ち破っていく姿が非常に印象的でした。

興味がある方は書店で見かけた際に、ぜひ一度お手に取ってお読み下さい。