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不定期更新のWEBログ

佐川急便の動画から考える人手不足の原因

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佐川急便の方が荷物を叩き付けたり、破壊する動画や記事を見た人はいるかもしれません、

私は以前も今もですが一人で多数の業務を行い、食事や休憩、用を足すことも落ち着いて出来ない、そんな状況に陥っています。

これに関しては私の力不足な面もありますが、明らか業務が過剰な面もある。

甘ったれ?

いやいや。

皆本音を押し殺しているだけ。

それでもそれをこなした上で更に仕事が降ってくるし、これ以上やれと指示をされることは当然あります。

仕事なんで頑張るのは当たり前かもしれないですが、総合的に考えて業務量とそれをこなす上での体制(主に休む時間)が整っていないと、消耗するし何より追い詰められる。

現在は人手不足だと嘆く企業が多いです。

ですがその原因は”業務量が過剰”

私はそう思います。

業務量が過剰

 

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単純なことですけど業務量が”過剰だから”人が集まらないし、仮に集まったとしても勤めている内にやはり割に合わないと思うか、キャパオーバーで限界がきて辞めてしまう。

今回の件で何故ドライバーはこんなことをしたのか?

私はこう思います。

ドライバーは業務が過剰でしかも配送時間も決められている。

食事をする時間もないし、きっと用を足すことも出来なかった可能性もあるだろう。

休憩時間もままならない。

休みも少ない。

更にだが無理な配送スケジュールを組まされ、

もしかしたら給料もそれに見合わない可能性もある。

考えてみてほしい。

誰がやろうと思うのだろうか?

この条件で。

きっと色々重なって爆発してしまったんだろう。

この動画をわざわざ撮影した人の意図が私には理解ができない。

だけど思うに純粋な気持ちはないだろうなぁ。

あっ! なんか荷物投げてるw これ投稿したらおもしれぇし伸びんじゃねとかそんな気持ちか、もしくは何でドライバーが客の物を投げてるんだ!! 許せん!

そんな感じだろう。

そこになぜこんなことをするのだろうか? なんて相手のことを考える気持ちはない。

大半の人間は他者のことを思いやれないし、総じて自分勝手な生き物だ。

それは自分にも言える。

そしてはてなの容赦ないブックマークを見てもそう思う。

たまにブックマークが過剰についたブログのコメントを見ると、みんなこぞって容赦ないコメントを残しているのが印象的だ。

あれをみると暇だなぁと思う反面、ブックマークに容赦ないコメントを掛けるだけ日本はまだ平和だと思う。

ネットをまだやれているだけ”余裕がある”

どうして人手不足になるのか

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業務量が過剰だから人手不足となると書いたがもっと掘り下げよう。

これは考えるまでもないが、その求人の職種がきついから。

それで何がキツイと分析すると私は以下じゃないかなと思う。

・業務量が多い

・業務量が多いからこなせずストレスが溜まっていく。

・上二つを加味しても給料が安い。

・だから割に合わないので続かないし辞める。

・そしてまた人を集める。

・しかしキツイし給料が安いから集まらない。

・結果的に他の人間にしわ寄せが行き消耗する。

・しかし業務量を減らすと他の競合他社に負ける。

・だから減らせないし減らさない。

・そして現場はそれをやるしかない。

以下延々ループ。

と書いてみた。

ならどうしたら人手不足を解消出来るのか?

それは業務を減らす。

もしくは時給を業務量に見合う適正な額にする。

これしかないと思う。

難しいことを言うな!

会社を経営するのは難しいんだ。

と経営されている方がもしこれを見たら、怒りのコメントをいただく可能性もあるけど、私からしたらじゃああなたのところは余程適正な経営をしているのですと思う。

会社を経営するうえで一番予算は掛かるところが人件費です。

なのでどこの企業も人件費を削る。 

正確な試算とか面倒なので書きませんが、正社員を雇うとざっとですが大体給料の二倍人件費が掛かります。

度々企業の経営が苦しくなると、大規模リストラをするじゃないですか。

あれは人件費が如実に高いことを示しているんですよ。

それに人件費一番カットしやすい。

こんな記事を拝見しました。

diamond.jp

日本の一人あたりのGDPは全世界で27位だそうです。

労働問題について私は専門家というわけじゃないですけど、とても興味深く見させてもらいました。

ではなぜGDPは全世界で27位と低いのか。

一人あたりの生産性を上げればいい? と識者の方が言われていましたけど、ではどうすれば生産性を上げられるのか?

それは業務を完全に効率化するだけじゃなく、私はまだそれでも足りないと思うので、更に人をまんべんなく配置し、仕事が円滑に進む様に途切れない仕組みを作ることが大事だと思います。

カットすべき、削除すべき人件費を逆に予算を追加し増やす。

そうしなければいくら優秀でも一人で100の仕事はこなせない。

どんな人間でも過労がすぎれば死にます。

だが余裕がなければ人件費に予算を拡充した分他を削り、またそこに負担が行くんですけどねぇ。

電通の事件だけが最近話題ですが、あれは特別なケースですよ。

それ以前にもっと前からこんな過労問題なんて山程あったはずですし、電通の例をまた挙げると最近亡くなられた方以前にも、電通で過労で亡くなられている方もいる。

だがそれはその時深く掘り下げられなかった。

それはなぜか?

理由を考えると、そこまで労働問題について国や社会、または日本人自体が頑張るのは当然と思う風潮が蔓延していたからでしょう、

それにその当時の電通からの圧力もあった可能性もある。

だからそれほどここまで話題にはならなかった。

働く環境というのは必然のことですが、上の人により都合のいいように作られています。

端的に言うと働く人のことなんてどうでもいい。

そんな企業が大半です。

そう、どうでもいいんですよ。

利益さえ上がればいい。

酷い言い方かもしれません。

ですがこれが世の中の本音じゃないでしょうか。

今更ですけどね。

まあ労働問題にしても一度決めたことを変えるのは非常に面倒。

何故なら経営者の都合のいい様に既に仕組化されているから。

そしてそれを変更してしまうと、今まで採算が取れていた面が取れず、どこかにしわ寄せがいく。

だから変更しないし、変えない。

こうして削った部分が会社役員や社員の給料に、還元されているなんてよくある話です。

人件費を削ると書きましたけど、一般ユーザーが利用する配送サービスについても同じことが言えます。

配送料無料とか当たり前な風潮じゃないですか?

それってただ無料じゃないんですよね。

詳しい企業の経費明細を見た訳じゃないんで断言できませんけど、考えなくても配送料を無料にすると、無料にした分今まで徴収していた配送料が無くなり、それをどこからか補填しないといけない。

じゃあそれはどこから?

配送料を取れないとなると、もしかしたらその分多く受注を取り、取れない分を賄わないといけない可能性がある。

だから必然としてそれを行うドライバーに負担がいく。

しかし会社に生活を依存しているのでやらないといけない。

しかし配送予定時間がある。

しかし量が多い。

そして食事も用を足すことも、満足に休憩も、引いては休日すらないかもしれない。

想像の範疇ですが、そういった多くの可能性が積み重なり、今回の件になったのだと思います。

考えてもみてください。

いい大人が余程の理由がない限り、荷物を投げると思いませんので。

荷物を投げるたり壊したりするってことは、人に見られることを考えることすらできないほど追い詰められていたんですよ。

きっと。

じゃなきゃ普通に考えて荷物を投げたり壊したりなんてしない、

私はそう思います。

業務量が過剰過ぎるとパンクする

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世の中圧倒的な程資本主義なので、特にサービス業は負担の傾向が強いのかなと思います。

コンビニがいい例です。

コンビニは現在様々なサービスがあります。

ATMが利用出来たり、税金の支払いが出来たり、メール便の依頼が出来たり、宅急便の依頼が出来たり、チケットの予約が出来たり、会計で様々な電子マネーが利用出来たり、と本当に想像している以上に多くのサービスが存在しているんですよ。

更にだが24時間営業が今や普通になっていますよね。

これはユーザーの内在的な欲望に答えた形ですから。

夜も営業していたら便利だなぁと。

本当は24時間じゃなくてもいい。

24時間営業でちゃんとした利益が出るのか否かと分かりませんが、今やコンビニはそれが普通です。

ほかの小売業にしてもそんなことは当然というところがあるでしょう、

そのユーザーのニーズに応えすぎる姿勢が、働く人のことを無視してしまう。

資本主義なので仕方ないことかもしれませんが。

だがニーズにこたえるのもそれを維持する人がいないと回らない。

ロボットが少しずつ人間の社会に浸透してきていますが、まだまだ人の手が必要なところが多くあります。

なのでユーザーのニーズに応えすぎて働く人を蔑ろにするのではなく、

働く人の定着率を更に上げる体制つくりを企業は意識していかなければ、

人手不足なんて永遠に無くすことはできないと思います。

ユーザーの都合に全て合わせていたらね、

配送業なんて今の時期は言葉に表せないほど”過酷”だと思いますよ。

雇用する側が現場を理解していない、理解する気がない、理解出来ない。

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こんなこともありました、

matome.naver.jp

なぜこんなことになったのか。

それは客の注文を受注する側が、作り手のキャパを想定していなかったからだと思います。

試算を組まずに机上の想像だけで、注文を過剰に受けた結果現場がパンクした。

ならどうしたら防げたのか。

それは実際に現場に行きそれを成しえるのか、可能か、パンクしないか、ブランドのイメージを落とさないかと現場の人間と話しあい、慎重に進めたらもしかしたら可能だったのかもしれません。

今となっては文字通り後の祭りですが。

現場は相当最悪だったそうです。

他人事ながら気の毒に思います。

しかしですがそんな現場の状況を面白そうにツイートする人間もいますからね。

悪意を持って。

こんな人間の要望にも応える訳ですから、サービス業なんてそりゃ人手不足だなと。

中には怒鳴り散らした人間もいたそうで。

気持ちは分かるんですが何も怒鳴り散らさなくてもいいとは思いますけどね。

怒鳴る人間はクリスマスの意味すら特に理解していなさそうですから。

別にピザくらい食べなくても死なないって。

ピザなんか食べなくてもクリスマスになんて本当は何も意味がないって。

日本人はただのイベントの日くらいにしか意識していないから。

ユーザー側からしたら俺は私はお客様だ、だから正当な権利を受ける必要がある、従ってそれを履行しないお前らが悪い、なのでお前らを攻める、

こんな理屈なんでしょうか。

同じ状況でJRの運転手が客から詰め寄られ、追い詰められて電車から飛び降りたニュースが以前ありました。

www.sankei.com

別にその運転手が事故の原因じゃないから、そこを理解していれば詰め寄り精神的な苦痛を与えなくてもすんだのだと思う、

しかしなぜそこまでしてしまうのか。

それは他人の気持ちを理解しようとしていないから。

じゃあなぜ他人の気持ちを理解できないのか。

それは客とサービスを行う側の関係が成立しているから。

サービスを用意して客がそれにお金という対価を支払い、商売が成立しているのであとはそのサービスをこなす人間のことなんてどうでもいい。

どうでもいいんです。

別にこれに関しては誰も悪いことはありません。

なぜなら客側はお金を支払っているし、そのサービスを行う側はそれをこなすことにより給料を得ているわけです、

なのでサービスを受ける、与えるが当然になる。

したがって相手のことを考えない。

だからどちらも不幸になってしまう人が発生する可能性がある。

客側は金を支払ったのにサービスが受けられない、なぜだ? 金を支払ったのに、お前らやる気あんのか? 人で不足? そんなのしらねーよ こっちは金をはらってんだよ、どうしてくれんだよ、責任者を出せ、

サービスを与える側は、業務が過剰で疲れ果てしまいにはミスが多くなり、客に不備を与えてしまう。

サービスを過剰に行うのは別にいい。

しかしだがそれを行う人間はロボットじゃないので、適度な休憩をする時間すらないとどうだろうか。

人は休まないといずれ疲れ果てミスを起こしやすくなる。

運送業の人が居眠り運転で事故とかニュースで目にすることがあるが、あれは過剰サービスの最たる例で配送量が多いから、それをこなす為に寝ずに走らなければいけない。

単純に業務が多いから必然として休めずにそうなるとは一概に言えないが。

だがそうならない様に業務量を調整する必要が雇う側にはある。

だが働く人のことを想い業務量をセーブすると、利益が出ない。

だから業務量を過剰にする。

なのでそれを行う人間に負担が行き、こなせずパンクする。

だがきついので成り手がいない。

以下ループ。

最後に

人手不足を解消したいと本当に考えたり思うことがあるのなら、業務量を減らさないといつまでたっても改善が見られないと思う。

無くす気があればの話ですけど、

まあそんな気が欠片でもあれば、こんなニュースは世の中には溢れてはいないですね。